実践② 第1学年「わたしのすきなふく」

公開日: 2016年7月2日土曜日

 前回の実践と同じように、子どもに色のよさや美しさを感じ取らせることをねらいとした実践です。ただし、今回はこまやかな形の描写が含まれます。
《子どもの作品とことば》
「仮面ライダーがいい」「僕は妖怪ウォッチ」「音符がかわいい」「ここはひらひらがいい」
前回の実践は抽象的な「わたしのすきないろのへや」。今回は「わたしのすきなふく」、つまり自分の着てみたい洋服づくりです。比べてみると、今回はキャラクターの名前、音符などの記号や「ひらひら」「ふりふり」など形を表す言葉がたくさん子どもたちから聞かれました。



《子どもの活動の様子と内容》
①プラスチック色鉛筆で洋服の輪郭が印刷された画用紙に自分が着たい服を描く。
②自分の顔を描く。

《主な材料・道具》
・プラスチック色鉛筆(本科では「サクラクーピーペンシル12色」を使用)、画用紙

《本実践からの気づき》
・前回使用したクレヨンに比べると、プラスチック色鉛筆は色が薄いです。ただし、細かい描画に向いています。このような描画材による表現の違いは、教師側は把握していますが、子どもは自覚していない場合が多いです。しかし、そのままでは自分で画材を選ぶ子どもには育ちにくいです。「クレヨンは低学年、中学年以降は水彩絵の具」という認識のままでは表現の幅も広がりません。次回、子どもにクレヨンとプラスチック色鉛筆の違いを尋ねてみます。
・前回と今回の鑑賞ワークシートを比べると次の結果になりました。
「わたしのすきないろのへや」◎素敵だなと思う作品⇒女子の作品を選んだ男子36% 男子の作品を選んだ女子14%
「わたしのすきなふく」◎着てみたい服⇒女子の作品を選んだ男子6% 男子の作品を選んだ女子0%
この結果から「視点が異なれば作品の価値も異なる」ということが推測されます(本来は同じ作品を異なる視点で鑑賞者させたほうが明確だとは思いますが・・・。)。前回子どもは、あまり状況は考慮せず、自分の好きな作品を選んでいますが、今回は「自分が着てみる」という状況を考慮して作品を選んでいます。つまり、前回は作品の鑑賞者としての視点、今回は服の使用者としての視点で作品を選んでいるのです。よって、このように明らかな性差の違いがあったのではないでしょうか。今後、視点が変化することで価値が変容することを1年生にも意識化させていきたいと思います。

 

 
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